「すごく大きな、素敵な一勝」
ロッテが楽天との2位・3位直接対決に連勝。敵地で早々にカード勝ち越しを決めた。
28日の試合では、高卒2年目の“令和の怪物”こと佐々木朗希が5回無失点の好投で今季2勝目。地元・東北で嬉しい白星を掴んだ。
8月15日以来のマウンドとなった19歳だが、序盤から打線の援護をもらって堂々のピッチングを披露。
立ち上がりは四球2つに安打を浴びながらも無失点で切り抜け、2回も2本の安打を許しながらもゼロ。
すると3回以降は3イニング連続の三者凡退で、5回83球、被安打3、与四球2の5奪三振で無失点という内容だった。
28日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、“令和の怪物”の久々のマウンドが話題に。
解説者の高木豊氏は、地元での一軍初登板に「特別な想いがあったと思うんですよね。プロに入ってここ(東北)で勝つことを夢見て、また東北の人たちに夢と力を与えているという意味では、すごく大きな一勝。素敵な一勝だったなと思います」とコメント。
また、片岡篤史氏は「非常にバランスが良くなりましたね」と久々の投球を見ての印象を挙げ、「ゆったりとしたモーションからバッターは腕の振りよりもボールを速く感じていると思います。左足をついて、悪い時は右手が早く出てくるのが、今は間がある分だけバッターを見て投げているような余裕も感じた」と分析。「下半身の安定感」を好投の要因に挙げながら、この日の好投を讃えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』