積極走塁が裏目の結果に
ヤクルトは新助っ人のサイスニードが、来日最長となる6回0/3を2失点に抑える好投。直球中心のテンポの良い投球で、6回までに4者連続を含む9三振を奪った。打線は初回、4番・村上宗隆が31号2ランを左翼席へ運び先制。しかし、中盤以降は好機を生かせない展開が続き、9回は二死一塁で代打・坂口智隆が今季初安打となる右前打を放ったが、代走の渡邉大樹がDeNAオースティンの好送球で三塁タッチアウトととなり試合終了となった。
28日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた高木豊さんは渡邉の走塁死について「これは難しいんですけど…代走だから走りたがるんですよ。でもアウトになったら何にもならないんですよ」と指摘。「一応、『暴走』とは言っておきますが、オースティンがストライクで投げましたよね。オースティンを舐めてはいけないということですよね。あれが50センチ逸れていればセーフになったと思うんですが」とオースティンの好プレーであることにも言及した。
また、「巨人だったらあの走塁は怒られるかもしれないが、ヤクルトのチームカラーと(上位を)追っているチームということを考えたら勢いをつけるために(渡邉を)責めてはいけない」とチャンスを生むための積極走塁であると擁護した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』