『第103回全国高等学校野球選手権大会』
● 智弁学園 2 - 9 智弁和歌山 ○
<8月29日 決勝>
兄弟校同士の対戦となった決勝戦は智弁和歌山(和歌山)が制し、同校史上21年ぶり3度目の優勝を果たした。甲子園での“智弁対決”は2002年夏の3回戦で智弁和歌山が勝利して以来2度目。智弁学園(奈良)は初優勝まであと一歩届かなかった。
試合は初回から大きく動いた。先攻の智弁和歌山が4番・徳丸天晴の大きな中犠飛で先制点を挙げると、さらに6番・渡部海と7番・高嶋奨哉にも連続タイムリーが飛び出し加点。智弁学園のエース左腕・西村王雅に長短5安打を浴びせていきなり4点を先制した。
智弁和歌山は先発マウンドを託された背番号18の右腕・伊藤大稀が2回に2点を返されるも、3回途中から登板したエース・中西聖輝が試合の流れを渡さない好リリーフ。打線も6回に1番・宮坂厚希、7回に7番・高嶋、8回に4番・徳丸がタイムリーを放ち効果的に加点。9回には6番・渡部がダメ押しソロを左翼席へ放り込み、終わってみれば16安打9得点の猛攻で圧倒した。
智弁和歌山は今大会初戦の宮崎商戦が新型コロナウイルスの影響で不戦勝となり、大会最遅の8月24日・3回戦からの登場となったが、3回戦の高松商戦(5-3)、準々決勝の石見智翠館戦(9-1)、準決勝の近江戦(5-1)と、いずれも序盤に先制点を挙げて突き放す展開。決勝も理想的な試合運びで、一気に頂点まで駆け上がった。
敗れた智弁学園は初の決勝進出も、兄弟校の壁を越えることができず準優勝。同校史上初となる夏の全国制覇は、下級生ら後輩たちに託されることになった。
● 智弁学園 2 - 9 智弁和歌山 ○
<8月29日 決勝>
兄弟校同士の対戦となった決勝戦は智弁和歌山(和歌山)が制し、同校史上21年ぶり3度目の優勝を果たした。甲子園での“智弁対決”は2002年夏の3回戦で智弁和歌山が勝利して以来2度目。智弁学園(奈良)は初優勝まであと一歩届かなかった。
試合は初回から大きく動いた。先攻の智弁和歌山が4番・徳丸天晴の大きな中犠飛で先制点を挙げると、さらに6番・渡部海と7番・高嶋奨哉にも連続タイムリーが飛び出し加点。智弁学園のエース左腕・西村王雅に長短5安打を浴びせていきなり4点を先制した。
智弁和歌山は先発マウンドを託された背番号18の右腕・伊藤大稀が2回に2点を返されるも、3回途中から登板したエース・中西聖輝が試合の流れを渡さない好リリーフ。打線も6回に1番・宮坂厚希、7回に7番・高嶋、8回に4番・徳丸がタイムリーを放ち効果的に加点。9回には6番・渡部がダメ押しソロを左翼席へ放り込み、終わってみれば16安打9得点の猛攻で圧倒した。
智弁和歌山は今大会初戦の宮崎商戦が新型コロナウイルスの影響で不戦勝となり、大会最遅の8月24日・3回戦からの登場となったが、3回戦の高松商戦(5-3)、準々決勝の石見智翠館戦(9-1)、準決勝の近江戦(5-1)と、いずれも序盤に先制点を挙げて突き放す展開。決勝も理想的な試合運びで、一気に頂点まで駆け上がった。
敗れた智弁学園は初の決勝進出も、兄弟校の壁を越えることができず準優勝。同校史上初となる夏の全国制覇は、下級生ら後輩たちに託されることになった。