2021.08.29 14:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 5 | 終了 | 2 | 横浜DeNAベイスターズ |
東京ドーム |
2015年ドラ1右腕が396日ぶり勝利
ヤクルトが1分1敗で迎えたDeNAとのカード3戦目を制し、勝率の差で阪神をかわして2位に浮上した。先発の原樹理は7回無失点と好投。昨年7月29日の阪神戦以来となる白星を掴んだ。
原は初回一死一・二塁のピンチで4番・オースティンを空三振、5番・宮﨑敏郎を遊ゴロに打ち取りピンチを切り抜けると、2回以降は変化球を投げ分けてDeNA打線に的を絞らせない好投。
援護したい打線は相手先発・今永昇太の前に4回までパーフェクトに抑え込まれていたものの、5回に併殺崩れの間に先制し、7回には原と同学年の1番・塩見泰隆の9号3ランなどで加点した。
後半戦初登板の原は、7回(100球)を投げて5安打無失点、4四死球4三振の内容で起用に応え今季初白星。チームの2位浮上に大きく貢献した。
29日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大矢明彦さんは「(この試合は)原のピッチングに尽きると思う。初回はかなり力みがあってピンチもあったんだけど、ピンチになってからの4番・オースティン、5番・宮﨑を打ち取っていけたというのが、あとのピッチングに良い影響を与えた」とコメント。
原の投球内容については「特に右打者にはシュートがあるぞと意識をさせながら、ほとんど外の変化球で打ち取っていた。そういう意味ではベース板を広く使った良い内容のピッチングができたと思う」と評価し、「本当にうまく打たせながら尻上がりの投球。投手のテンポがいいと守りやすいんじゃないですかね」と、バックを守る野手のプレーにも好影響を与えたピッチングを称えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』