2021.08.29 18:00 | ||||
広島東洋カープ | 5 | 終了 | 0 | 阪神タイガース |
マツダスタジアム |
大矢氏「割り切ってやるべきだと思う」
阪神が敵地で広島に3タテをくらい首位陥落。4月4日から守ってきた首位の座を明け渡し、同日の試合で勝利した巨人とヤクルトにかわされ、3位に転落した。
阪神は初回、二死無走者から一塁手・サンズのエラーで出塁を許すと、先発の秋山拓巳が4番・鈴木誠也に19号2ラン、5番・坂倉将吾にも二者連続となる8号ソロを浴びていきなり3失点(自責0)。援護したい打線が広島投手陣の前に沈黙し、完封負けを喫した。
29日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大矢明彦さんは「ミスが目立つようになっちゃったね。良いときはミスが出ても得点を上げて隠れていくんだけど、点が取れなくなると、どうしてもこういう細かいところがクローズアップされちゃうよね」と振り返った。
この3連戦ではチーム合計2失策と多くのミスが重なったわけではなかったが、第1戦は2点リードの3回に一塁手・サンズが打球を後逸し、このエラーを口火に反撃を受ける格好に。第3戦も一塁手・サンズが後逸した直後に一発が飛び出し、秋山は自責点0ながら今季5敗目。いずれも守りのミスが序盤に流れ手放すキッカケとなってしまった。
それでも、大矢さんは「割り切ってやるべきだと思う。今まで強いチームだと感じさせてくれていたのでね。シーズンフルで良いということはないので、ここをどうしのぐか」とコメント。守備力の不足を打力と投手力でカバーしてきた阪神のこれまでの戦いぶりを称えつつ、シーズン終盤の巻き返しを期待した。
阪神は今カードの3連敗で今季55勝41敗3分で勝率.5729となり、50勝37敗12分の巨人(勝率.575)と、47勝35敗11分のヤクルト(勝率.5731)に勝率で上回られ、一気に3位へ転落。
セ・リーグ最多14の貯金を有しながらも、ヤクルトに勝率2毛差で上回られ、マイナス1ゲーム差の3位に後退した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』