かつてのチームメイト田口も歓喜

　DeNAは30日、育成契約だった宮國椋丞投手（29）と支配下選手契約を結んだことを発表した。背番号は「106」から「65」に変更となる。

　昨オフに巨人を戦力外となり、トライアウトと入団テストを経て今春にDeNAと育成契約を交わしていた宮國は、ここまでイースタン・リーグで20試合に登板し、4勝3敗1セーブ、防御率4.85という成績を残していた。

　五輪開催中の中断期間に行われたエキシビジョンマッチでは1試合に先発し、5回6失点という結果に終わったが、28日に行われたイースタンの古巣巨人戦で6回無失点と好投し、登録期限ギリギリでの支配下契約をつかみ取った。

　宮國は球団を通じて「率直に嬉しい気持ちです。これまで携わっていただいた全ての方に感謝したいです。横浜DeNAベイスターズの一員になれるチャンスを頂け、チームの勝利に貢献しなくてはいけない立場だと思うので、一試合でも多く活躍できるよう腕を振っていきたいです」とコメント。巨人で開幕投手を務めたこともある経験豊富な右腕が新天地での再起を誓った。

　また、巨人時代のチームメイトでもあるヤクルトの田口麗斗が同日にツイッターを更新。宮國とのLINEでのやりとりを明かしつつ、「朝から連絡しちゃいました　身体はめちゃくちゃ元気みたいです　グラウンドで会いたい！！」と、球友が再び支配下契約を勝ち取ったことを喜んでいた。

　さらに、DeNA時代に「65番」を9シーズンにわたって着けていたロッテの国吉佑樹もツイッターで反応し、「おぉー宮國良かったなぁ　65番　いい番号やね」とコメントしている。