2021.09.01 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 2 | 終了 | 0 | 東京ヤクルトスワローズ |
京セラD大阪 |
「特にカット、スライダーが良かった」
巨人の菅野智之は1日、京セラドーム大阪でのヤクルト戦に先発。8回1安打無失点の好投で、4月23日・広島戦(東京ドーム)以来となる自身131日ぶりの白星(3勝5敗)を掴んだ。
菅野は立ち上がりからカットボールを自在に操りヤクルト打線を5回までノーヒットに抑える快投。6回二死の場面で1番・塩見泰隆に内野安打を許したが、被安打はこの1本のみで、二塁を踏ませぬ快投で8イニング・24個のアウトを積み重ねた。
1日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた元巨人投手コーチの斎藤雅樹さんは「本当に全部の球種が良かった。特にカット、スライダーが良くて、きょう108球を投げたんですけど、半分以上がカット系。良いコースにいくので、バッターはストライクかボールか見極めるのが大変だったと思う。ボール球でも手が出ちゃうような展開だった」と、菅野のピッチングを振り返った。
菅野は後半戦初登板となった8月26日・広島戦で6回3被弾5失点の内容で黒星を喫していたが、斎藤さんは「(前回登板も)5点は取られましたけど、序盤以降はある程度抑えましたよね。最後にホームランを打たれましたけど、あそこで100球近く投げられたのが本人の中でも良かったのでは」と、後半戦は着実にステップアップしている点を指摘。
中6日の登板で圧巻の投球を見せた菅野について「(完全復活で)良いと思います」と太鼓判を押した。
セ・リーグはヤクルトが2ゲーム差、阪神が0.5ゲーム差で巨人を追いかける大接戦。リーグ4連覇を目指す巨人にとっては、シーズン最終盤の優勝争いに向けて頼もしい男が帰ってきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』