土壇場で“ラオウ”の一撃
オリックスは9回に杉本裕太郎の2ランを含む4得点で執念のドローに持ち込んだ。
4点を追う9回、先頭打者・福田周平が四球を選んで出塁すると、宗佑磨がヒットで続き、無死一、二塁とする。ここでこの試合すでに3安打を放っている吉田正尚が右中間を破る二塁打を放って2者が生還。さらに4番・杉本祐太郎が左翼スタンドに起死回生の同点2ランを放り込み、土壇場で同点に追いついた。
2日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣もオリックスの驚異的な粘りを絶賛。特に土壇場で2ランを放った杉本について高木豊さんは「あの場面で絶対に狙って打っていた」と述べると、立浪和義さんも「そう思いますね。当然1本打てば同点ということは分かっていたと思います」と狙って打った本塁打だと同調した。
杉本は今季ここまで、打率.3072(リーグ4位)、本塁打22(リーグ3位)、打点66(リーグ3位)と打撃3部門でいずれも上位に名を連ねる堂々の活躍を披露している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』