西武・栗山巧 (C) Kyodo News

◆ 1999本目は価値ある“1本”

 西武が敵地で楽天を破り、9月は2連勝スタート。

 通算2000安打まであと2本としているベテランの栗山巧は9月3日が38歳の誕生日。史上初の「バースデー2000安打」はならなかったが、しっかりと安打を1本放って大偉業へ王手をかけた。

 先行を許しながらも4回に試合をひっくり返した西武。

 その後、終盤8回に追いつかれたものの、9回に4点を挙げて勝ち越して押し切り勝ち。

 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の田尾安志氏は、「栗山の安打が流れを引き込んだ」と振り返る。

 場面は試合が振り出しに戻った直後の9回表。

 西武は先頭の中村剛也が安打で出るも、送りバントを試みた外崎修汰は打球を転がすことができず、相手の一塁手・鈴木大地の好プレーもあって一飛のアウトに。

 嫌な流れが立ち込めるなか、打席に入った栗山巧が初球打ちの右安で一死一二塁とチャンス拡大。四球で満塁とした後、呉念庭に勝ち越し適時打が飛び出すなど、ベテランの安打が一挙4点のビッグイニングにつながった。

 田尾氏はこの“栗山のつなぎ”を高く評価。「2000本安打はなりませんでしたけど、あのバント失敗の後の安打は流れを引き込んだ。西武からするとすごく嫌な流れだったはずが、この安打から4点が生まれた」とし、「本当のヒーローというところまではいかなくとも、いぶし銀的な活躍だったと思います」と渋い働きを讃える。

 やはり見ている方としては「この日決めてもらいたかった」と思ってしまう部分もあるが、田尾氏は栗山の取材の受け答えを見ながら、「本人はまったく気にしていませんでしたね」と笑う。

 最後は「誕生日の次の日に打ちました!というのも良いかもしれませんね」とまとめ、球団史上初となる生え抜きの2000安打達成に向けて期待を寄せた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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