5回パーフェクトも7回に5失点
巨人の先発・戸郷翔征が、7回途中5安打5失点で6敗目(8勝)を喫した。
戸郷は5回まで阪神打線を無安打に抑えるも、6回に無死一塁から代打・糸井嘉男に適時二塁打を打たれる。2点リードの7回は一死後にマルテのライト前と守備のもたつきで二塁へ進塁を許す。続くロハスに四球を与えると、糸原健斗の中安で一死満塁。ここで大山に同点の2点適時二塁打を浴び、無念の降板となった。
3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では7回の一死満塁で大山を迎えた場面に注目。
MCを務めた野村弘樹さんは「満塁で初球。おそらくスライダーかフォークだと思うのですが、変化球で入るのはいいと思うんですけども、初球を真ん中にというは…あの回の戸郷はちょっと単調になり始めたところはあったんですが」と疑問を呈した。
解説を務めた大矢明彦さんは「(大山は)前の打席でもヒットを打っているので、初球はキャッチャーの大城がもっと低く(構える)とか『ボールでもいいんだよ』というような少し余裕を持たせるような、ピッチャーの気持ちを楽にさせるような配慮があってもよかったと思います」と応え、「あまりにも丁寧にストライクを投げてしまった」と勝負所の一球を解説した。
大矢さんは「あの場面を頑張って最少失点でいってくれるようになると一人前になれるかな」と今後の課題を指摘した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』