6日前は相手投手の投球が右手首を直撃
エンゼルスの大谷翔平選手(27)が3日(日本時間4日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。9勝目を目指し今季5勝無敗の本拠地マウンドに上がったが、初回に打球が右手付近に直撃するアクシデントに見舞われた。
ここまで8勝1敗、防御率3.00の大谷は、初の2ケタ勝利に向け今季20試合目の先発登板。今季2勝0敗と好相性のレンジャーズ打線相手に初回は簡単に二死を奪ったが、3番・ガルシアに三塁への内野安打を許したあと、続くロウには自らを強襲する強烈なゴロを許した。
大谷は弾いた打球を素早く一塁へ送球。塁審は最初アウトと判定したが、レンジャーズ側のチャレンジによりセーフ判定に覆った。打球を右腕でブロックする形になった大谷は、右手指先を気にするそぶり。すぐさまトレーナーらが駆け寄り状態を確認したのち、そのまま続投した。
二死一、二塁で5番・ピーターズを打席に迎え、最後はカウント2-2後の97マイル(約156キロ)の直球を打たせ一ゴロ。アクシデントの影響を感じさせない投球でピンチを脱した。その裏、無死一塁でレンジャーズの先発右腕・オットーと対戦。2球目の直球を打ったが、痛烈な打球は二塁手正面へのゴロだった。
8月28日(同29日)のパドレス戦では、相手投手の投球が右手首付近を直撃。大事には至らず指名打者としてフル出場したが、3日後に予定していたヤンキース戦の先発登板を回避し、この日のレンジャーズ戦へスライド登板した。