2021.09.05 17:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 2 | 終了 | 1 | 北海道日本ハムファイターズ |
ZOZOマリン |
リリーフが連投続きの状況で“新戦力”が奮闘
ロッテが日本ハムに競り勝ち、今季初めて単独首位に浮上した。9月以降に単独首位に立ったのは1970年シーズン以来51年ぶり。パ・リーグは依然として混戦模様だが、ついにオリックスを首位の座から引きずり下ろした。
ロッテは2回に相手先発・立野和明を一死満塁と攻め立て、1番・荻野貴司の三塁強襲適時打と2番・藤原恭大の中犠飛で2点を先制。以降は追加点を奪えずにゼロ行進が続いたが、今季3度目の先発登板となったエンニー・ロメロが7回(127球)を投げ7安打1失点、9三振1四球と力投し移籍後初勝利。8回以降は国吉佑樹、益田直也のリレーで最少得点差を守りきった。
5日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた笘篠賢治さんは「真っ直ぐでグイグイ押すロメロのピッチング。これは圧巻でしたね」と150キロ超のストレートで日本ハム打線を封じた助っ人左腕を絶賛。「(右打者に対する)外角のボールは少しシュートがかったボールもミックスしながら。そういう部分も非常に光りました。とにかく試合を作ってくれたロメロが試合のポイントだった」と、首位浮上がかかる一戦でゲームメイクした左腕を称えた。
また、笘篠さんは「その後を継いだ国吉、益田。ともに3連投なんですよ。同じく連投中だった“8回の男”佐々木千隼をしっかり休ませるという計算だと思うんですが、ここでしっかり国吉が働いてくれて、そして益田がきっちり抑えてくれる。ピッチャーもそうですけど、野手の方でも繋がりが感じられる、いま一番バランスの取れたチームですね」と勢い付くロッテの戦いぶりを評した。
シーズン途中にDeNAからトレード加入した国吉佑樹の活躍については、同番組で解説を務めた高木豊さんが「監督が“勝ちゲームの1イニング”という責任を与えていますよね。責任を与えたら人ってそれなりになっていくという見本のような使い方ですよ。国吉は責任感も強いのでやってくれると思いますよ」とコメント。首脳陣からの信頼が好パフォーマンスに繋がっている点を指摘し、最終盤のさらなる活躍にも期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』