背番号161、新ポジションで飛躍目指す
今季から投手にコンバートした日本ハムの姫野優也投手(24)が7日、巨人とのファーム公式戦(鎌スタ)で公式戦初登板。最速154キロをマークし、1イニングを1四球、無失点に抑える上々の投手デビューを飾った。
8点リードの8回に2番手として登板すると、イニング先頭のウレーニャに対して初球から153キロを計測。1ボールから3球連続で154キロのストレートを続け、初アウトを空振り三振で奪った。
続く八百板卓丸はカウント1ストライクから136キロのスライダーで一ゴロに打ち取りテンポよく二者凡退。山瀬慎之助には際どいコースのボールが続いて四球を与えたが、続く平間隼人をカウント3-1から148キロのストレートで三塁ファウルフライに仕留め、記念すべき公式戦初登板を無失点で終えた。
打者4人に対して18球を投じ、変化球は130キロ台中盤のスライダー2球。セットポジションでの若干の球速低下、制球を乱す場面もあったが、無走者時は常時150キロ台のストレートで押すピッチングで、投手としての第一歩を踏み出した。
姫野は大阪偕星学園高から2015年のドラフト8位で日本ハムに入団。入団当初は外野手登録だったが、野手としては一軍通算2試合、5打席の出場に留まりノーヒット。昨オフの戦力外通告を経て今季は育成選手として再契約を結び、6月21日に「投手」へ登録変更したと発表されていた。