2番手で登板し好リリーフ
阪神は逆転勝ちでDeNAに敗れた2位・巨人とのゲーム差を2.5に広げた。
2点を追う5回、代打・ロハスが6号2ランをバックスクリーンへ運び同点。6回は二死から5番・サンズが中前打で出塁し、6番・大山悠輔が逆転となる16号2ランを左中間席へ運んだ。
先発の伊藤将司は序盤からヤクルト打線に捕まり、5回7安打3失点で降板。それでも、6回以降は小川一平、及川雅貴、岩崎優、スアレスが無失点リレーで締めた。
同点に追いついた直後の6回に2番手で登板した小川は先頭の中村悠平を見逃し三振。さらにオスナは中飛、サンタナは三ゴロと三者凡退に抑え、2年目で待望のプロ初勝利となった。
8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた平松政次さんは小川について「昨年もリリーフで出ていてボールも速かったが(今季)何が変わったかというとコントロールが良くなった。去年は出たら大体1イニングに一人くらい(四球を)出していたんだけど、今年はそれがなくなって安定感が増してきた」と指摘。手薄なリリーフ陣に厚みを加える貴重な戦力として期待を寄せた。
2019年ドラフト6位で入団した小川は昨シーズンルーキーながら開幕一軍入りを果たし、21試合に登板。今季は8月下旬の昇格後、7試合に登板して1勝0敗1ホールド、防御率1.80とリリーフとして安定した投球を披露している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』