● ダイヤモンドバックス 5 - 8 レンジャーズ ○
<現地9月8日 チェイス・フィールド>
レンジャーズの有原航平投手(29)は8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発。右肩の動脈瘤の手術から復帰2度目の登板で、勝利投手の権利にあと1アウトに迫ったが、5回途中2失点で降板し復帰後初勝利とはならなかった。
有原は2回、先頭の4番・ペラルタに甘く入ったカットボールを右翼席へ運ばれ先制点を献上すると、さらに一死二塁から7番・バーショにも浮いたボールを左翼越えの適時二塁打を許し2失点。
3回・4回と2イニング連続で三者凡退に抑え、味方打線も4回に3得点を挙げて逆転に成功したが、5回先頭の7番・バーショに中越え二塁打を打たれピンチ到来。その後、二死までこぎつけるも、1番・ロハスにこの試合初めての四球を与え、ここで投手交代を告げられた。
勝利投手の権利を目前にしながらの降板に、有原はマウンド上で悔しさをあらわにしたが、4回2/3(69球)を投げて4安打2失点、1四球3三振の内容。前回が47球、今回が69球と段階的に球数も増やし、完全復活へ着実にステップを踏んでいる。