連敗7でストップへ…勝負の9月で復活の兆し
パドレスのダルビッシュ有投手(35)は8日(日本時間9日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発し、6回3安打1失点と好投。ベンチスタートだった大谷翔平との初対決は実現せず来季以降に持ち越しとなったが、自身79日ぶりの勝利投手の権利を手に降板した。
ダルビッシュは初回を三者連続見逃し三振の立ち上がり。2回は一死一・三塁とピンチを迎えた場面で右飛を打たれ犠牲フライで先制を許すかと思われたが、右翼のタティスが本塁へ好返球みせタッチアウト。バックの守りにも助けられた。
味方打線は直後の2回に7番・フレイジャーの適時打で先制すると、さらに3連続押し出しなどで一挙8得点。大量援護を受けたダルビッシュは4回先頭のマルシュに右翼越え三塁打を許し内野ゴロの間に1点を失ったが、以降は2イニング連続でゼロを並べゲームメイク。8-1の大量リードでリリーフ陣にバトンを託した。
6回(99球)を投げて3安打1失点、1四球7三振の内容で、自身4試合ぶりのクオリティースタートをマークし、防御率は「4.05」から「3.95」に良化。6月21日のドジャース戦での今季7勝目を最後に自身ワーストの7連敗と白星から遠ざかっていたが、ついに11試合ぶりの勝利が見えてきた。