いつもと違う「入り口を作る」ことも一考…?
阪神との3連戦を1分2敗で終えた巨人は、カードが変わった横浜でのDeNA3連戦も1分2敗と勝てず…。
9日の試合も初回にいきなり3点を失うなど苦しい展開となったが、9回に吉川尚輝・岡本和真・丸佳浩の適時打で3点を挙げてなんとか追いつき、同一カード3連敗は阻止した。
9日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、巨人の苦戦が話題に。
この日進行役を務めた高木豊氏は、「ふわっと入っているような気がしてならない」と巨人の“初回”に注目した。
先発の戸郷が先頭を出し、犠打と内野ゴロで三塁まで走者は進むも、アウトカウントは2つ。無失点で切り抜ける希望が見えた矢先、最も注意しなければならない4番のタイラー・オースティンに甘く入り、初球をレフトスタンドに叩き込まれた。
戸郷はこの直後、宮﨑敏郎にも一発を浴びて初回3失点…。
思えば前日の試合でも、山口俊が二死一塁からの3連打で2点を奪われており、立ち上がりの意識という部分が課題として浮き彫りになる2日間となった。
解説者の池田親興氏も、戸郷については「もったいない立ち上がり…」とコメント。
2回以降は走者を出しながらもゼロを並べただけに、「もう少しブルペンの球数を増やしたり、別の入り口を作った方がいいんじゃないかと思うくらい、いつもの球ではない感じでした」と振り返り、初回への向かい方を変えるなど、対策を講じる必要性についても言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』