日本ハム・野村佑希 (C)Kyodo News

◆ 五輪でも話題になった「進塁意思」

 日本ハムは思わぬ形で反撃のチャンスが潰え2試合連続の完封負け。2カード連続で負け越し、借金が「15」に膨らんだ。

 4点ビハインドの7回だった。快投を続ける則本昂大を相手にイニング先頭の3番・野村佑希が二塁への内野安打で一塁を駆け抜け、二塁手からの送球が逸れファウルゾーンを転々。打者走者の野村はファウルゾーンから二塁へ向かい動き出す姿勢を一瞬見せ一塁ベースへ戻ろうとしたが、カバーしていた捕手・太田光から一塁手・鈴木大地にボールが送られタッチアウトとなった。

 野村と栗山英樹監督は審判へアピールしたものの、判定は覆らず一死無走者からプレー再開。日本ハムにとってはこの試合初めての先頭打者出塁が一瞬にして潰えた。

 9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた池田親興さんは「結局インフィールドなのか、アウトフィールドなのか関係なく、走る意思を見せた時点でタッチされたらアウトなんですよ」と、今回のプレーを解説。

 東京オリンピックでは侍ジャパンの近藤健介が韓国戦でインフィールドを歩いて帰塁しているところをタッチされた。五輪ではセーフの判定が覆らなかったものの、走者の“進塁意思の有無”が判断材料となる一連のプレーが話題となった。

 池田さんは「オリンピックのときはインフィールドに入りましたけど、走る意思を見せなかったというところが大事なこと。今回は外に走り抜けているんですが二塁に向かう姿勢を1歩で2歩でも見せているんですよ。審判はそこをずっと見ていたと思いますので、(野村)本人は行く気もなく単にボールを見てちょっと慌てたと思いますけど、審判がそう判断できるような動きをしてしまった」と、近藤と野村が見せた動きの違いに注目。

 今回の日本ハムは、見方によって変わりうる“進塁意思”の判断でチャンスを逃したが、池田さんは「あそこでは『紛らわしいことをしちゃいけない』と、教えなきゃいけないということです」と締めくくった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

この記事を書いたのは

藤田皓己

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