山本・宮城以外で苦戦中…
パ・リーグ2位のオリックスは11日、敵地で西武に敗れて連勝ならず。
9月は10試合を戦って未だ連勝なしと、25年ぶりの優勝に向けて勢いをつけることができていない。
オリックスが9月に挙げた勝利は3日(金)・7日(火)・10日(金)の3試合。これがどういうことかと言うと、先発陣を牽引している山本由伸と宮城大弥の登板日しか勝てていないということだ。
前半戦は山本と宮城が続くローテーションの並びだったが、勝負の9月戦線から山本と宮城がカード頭に来るようにローテ順を変更。その結果、この2人以外の試合での苦戦が目立つようになった。
主砲・吉田正尚が離脱中という緊急事態ではあるが、優勝のためにはこの苦境を打破していかなければならない。11日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、解説者の谷繁元信氏が「2戦目」を重視するという新たな提案をしている。
谷繁氏はオリックスの現状について、「山本と宮城をカードの初戦にしていますが、初戦で彼らが投げると2戦目・3戦目に出てくる投手は彼らよりも落ちるので、相手の打者からすると楽な気持ちになるんですよね」と語り、カード初戦でのハイパフォーマンスがチームにとって良い事ばかりではないという点に言及。
そのうえで、「僕は山本・宮城を2戦目に持って行った方がいいんじゃないかなと」と提案。「カードの真ん中に置くことで、もし前の試合で勝てたら連勝を狙う。負けていたら連敗を阻止できると。そういう形の方が優勝に近づくのではないかなと」とし、3連戦の初戦にこだわらないという新たな可能性について語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』