中日・小笠原慎之介 (C)Kyodo News

◆ 直球とチェンジアップの緩急で打者を翻弄

 中日の左腕・小笠原慎之介投手が13日、本拠地でのヤクルト戦に先発し、7回無失点と好投。後を受けたリリーフ陣も得点を許さず、初回に挙げた1点を守り切って勝利した。

 小笠原は初回、二死一、二塁の状況で5番・オスナに右中間に鋭い打球を打たれたが、これを右翼手・加藤翔平が好捕。その裏に先頭の京田陽太が三塁打を放ち、3番・大島洋平の一、二塁間を破る適時打で先手を奪った。

 小笠原は勝利投手の権利がかかった5回に一死一、二塁のピンチを迎えたが、青木宣親を一ゴロに仕留めると、二死二、三塁で対峙した続く山田哲人を右飛に打ち取り7勝目の権利を手にした。その後、7回には捕手・木下拓哉の送球ミスもあり二死三塁で塩見泰隆と対戦。力のある直球とチェンジアップのコンビネーションでバッティングをさせず、最後は空振り三振を奪ってピンチを切り抜けた。

 小笠原はその後、7回裏に一死二塁の好機で打順がまわり、代打を送られたが、7回を97球、被安打4、与四死球3の無失点という内容で投げ切った。

 この小笠原のピッチングに、13日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた野村弘樹さんは「最初から最後まで、スワローズ打線にストレートとチェンジアップの見極めをさせなかった」とコメント。「(ヤクルト打線が)ストレートに対しては差し込まれ、チェンジアップには合わずに泳がされた。それだけ腕の振りがよかったということ。その中で緩いカーブも邪魔になったと思う」との見解を示した。

 また、同日の放送で同じく解説を務めた大矢明彦さんも「緩急がうまく使えていた」と、野村さんの見解に同調。さらに、「グローブを持っている右手の位置が(左足を)踏み出す時に高く感じられた。ゆったり踏み出して、右の肩と同じくらいのところにグローブが残っていた。ということは、右肩が開かずに、そこから投げ下ろしていくので、ストレートとチェンジアップの緩急の差を打者も見分けづらかったと思う」と続け、 「グローブをしている右手と肩の使い方、開かないようにゆったり投げたというところが、ヤクルト打線を封じ込めた要因になったんじゃないか」と評価した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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ベースボールキング編集部

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