○ ジャイアンツ 9 - 1 パドレス ●
<現地時間9月13日 オラクル・パーク>
メジャー最高勝率を誇るジャイアンツ打線が、パドレス先発のダルビッシュを攻略。今季最長の8連勝で貯金44とし、両リーグ一番乗りでポストシーズン(PS)進出を決めた。
ジャイアンツ打線は初回、1番・ラステラが第5号となる先頭打者弾を放つと、4番・ウェイドの適時三塁打で2点目。さらに一死一、三塁で5番・ロンゴリアが12号3ランを左翼席へ運び、初回から一挙5点のビッグイニングとした。4回は7番・ヤストレムスキーが23号ソロを右中間席へ運び6点目。さらに、2番・ベルトも24号2ランを右翼場外へ運び、ダルビッシュから4回までに8点を奪った。
ブルペンデーだった投手陣は、6投手の継投で1失点リレー。投打両面でパドレスを圧倒し、球団史上最速でのポストシーズン進出を決めた。
今季のナ・リーグ西地区は、地区8連覇中のドジャースと大型補強を施したパドレスの一騎打ちになると予想されていたが、チーム防御率3.26(メジャー30球団中2位)の投手力を武器にジャイアンツが躍進。コロナ禍による昨季のシーズン全休から戻って来た司令塔・ポージーが攻守に渡り存在感を示すなど、チーム本塁打数もここまでナ・リーグ1位(メジャー全体2位)の217本と攻守のバランスが良い。
2010年以降だけで3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げているジャイアンツだが、直近の2014年はワイルドカードから勝ち上がった下克上。地区優勝となれば2012年シーズン以来となる。レギュラーシーズンは残り18試合。2.5ゲーム差の2位・ドジャースとの対戦はすべて終えており、9年ぶりの地区Vに一歩ずつ近づいている。