セパともに初受賞
日本野球機構(NPB) とスカパーJSAT株式会社は15日、7・8月度の月間『スカパー!サヨナラ賞』を発表。セ・リーグは阪神の大山悠輔選手(26)、パ・リーグは日本ハムの髙濱祐仁選手(25)が、ともにキャリア通じて初選出された。
髙濱は7月6日にスタルヒン球場で行われた西武戦で中堅フェンス直撃のサヨナラ二塁打を放ち受賞。開幕から39試合連続無失点のプロ野球記録を更新していた平良海馬投手の記録を止める一打で、チームを劇的勝利に導いた。
大山は7月12日のDeNA戦(甲子園)で放った中前への決勝打が受賞プレー。阪神は3点ビハインドの9回に4連打で同点とし、なおも二死一・三塁の場面で4番・大山が初球を捕えサヨナラ勝ちを収めた。スカパー!プロ野球アンバサダーの倉持明日香さんは「この場面で4番に打順が回ってくるのは、ここで試合を決めてくれ!と託されているような不思議な巡り合わせを感じましたが、2アウトからの5連打…本当に痺れました」と、4番が締めくくった劇的なシーンを振り返った。
受賞に関するコメントは以下の通り。なお、受賞選手にはスカパー!よりトロフィーと賞金30万円が贈られる。
▼ 髙濱祐仁選手・受賞コメント
まさか僕がこのような賞を頂けるとは思っていなかったので本当に嬉しいです。球界を代表する投手から打つことで自分の中でもすごく自信になりました。
最終打席に入るまでは全然打てなかったのですが、あの時はなぜか打てるような気がしていたので、このような結果になって良かったです。
なかなか苦しい状況が続いていますが、僕のような若い選手たちが多いので力を出して活躍出来ればと思っています。残り全試合勝つ気持ちで全力でのプレーをしっかりやってチャンスで打点を稼ぐように、とにかく一生懸命やりたいと思います。
▼ 大山悠輔選手・受賞コメント
この賞を頂けたということは、試合に勝てた、その試合に貢献できたということだと思うのと、なかなか獲れる賞ではないので本当に嬉しいです。
僕一人ではなく、チーム全員がまわしてくれたチャンスだったので、その勢いのままに追いついただけでなくサヨナラ勝ちできたことが大きな1勝になったと思いますし、個人的にも大きな一歩でした。
コロナという状況の中でなかなか球場に行きたくても行けない中で、TVを通じてファンの皆さんに一生懸命頑張っている姿を見せることで少しでも元気になれる方がいればいいと思っています。
▼ 倉持明日香さん・大山選手受賞に対するコメント
3対0で迎えた9回裏、ヒットで繋ぎ劇的なサヨナラで勝利を掴み取りました。
この場面で4番に打順が回ってくるのは、ここで試合を決めてくれ!と託されているような不思議な巡り合わせを感じましたが、2アウトからの5連打…本当に痺れました。
大山選手もお立ち台で話していましたが、まさに“チーム一丸”で手に入れた大きな一勝だったと思います。チームを優勝に導く頼もしいキャプテンの一振りに後半戦も期待が高まります!
▼ 倉持明日香さん・髙濱祐仁選手の受賞に対するコメント
雨の旭川、9回裏2アウトと追い込まれてから勝負強いバッティングでチームを勝利に導きました!
打った相手というのが今季、開幕連続試合無失点記録を更新し続けていた西武ライオンズの平良投手。“自分が止めてやるという強い気持ちで打席に入った”と、その言葉通りフェンス直撃の力強いバッティングでこの1本が髙濱選手、自身初のサヨナラ打となりました。満面の笑みでチームメイトから頭をぽんぽんされる姿が印象的でとても微笑ましかったです。
現在、厳しい順位ですがファンのために、チームのために、そして自分のために1つ1つ勝利を重ねていってほしいと思います。