最後は故障にも悩まされ決断
阪神の俊介選手(34)が16日、今季限りで現役を引退することを発表した。
俊介(本名=藤川俊介)は広陵高から近畿大を経て2009年のドラフト5位で阪神に入団。俊足堅守の外野手としてルーキーイヤーから124試合に出場したが、2年目以降もレギュラー定着には至らず、近年は出場機会が激減。今季はここまで一軍出場がなかった。
ここ2シーズンは右肩に不安を抱えながらのプレーが続いていたとのことで、「すっきりした気持ちです。ここ1、2年、いろいろと考えることもありましたし、最近になって時期がきたのかと思うこともあり、いろいろ考えて決めました」と第一線から退く決断を下した。
一軍通算849試合の出場で打率.249(1243-310)、9本塁打、86打点の成績。「良いことも悪いことも沢山ありましたし、気づいたら12年やっていたと言いますか、本当にあっという間で、楽しい野球人生でした」とタテジマ一筋12年のキャリアを振り返り、「12年間熱いご声援ありがとうございました。ファンの方々の声援が無ければ、12年間ここまでやれてなかったと思いますので、本当にありがとうございました」とファンへ感謝の思いを述べた。