2021.09.16 18:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 1 | 終了 | 1 | 千葉ロッテマリーンズ |
PayPayドーム |
7回と9回の憤死には理解も…
4連敗中の4位・ソフトバンクは連敗阻止へ奮闘みせるもドロー。終盤は再三チャンスを迎え得点の匂いを感じさせたがホームまであと一歩届かず、最後まで勝ち越し点を奪うことができなかった。
同点の7回、二死一・三塁の場面で三走・甲斐拓也がワイルドピッチの隙を狙うも本塁タッチアウトとなり、8回は国吉佑樹から一死満塁のチャンスを作ったが、タッチアップで生還を狙った三走・上林誠知がスタートきった直後に慌てて三塁へ引き返すも、右翼から本塁、三塁へとボールが渡りタッチアウトで併殺。9回は二死二塁の場面で相手守護神・益田直也から川島が左前安打を放ち、代走で出場していた二走・釜元豪が本塁に突入したが、左翼手・荻野貴司の好返球に阻まれサヨナラ勝ちとはならなかった。
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた立浪和義さんは、7回の甲斐の走塁死について「打者が柳田選手でしたけど、間一髪でしたから、この走塁は責められない」と話し、9回サヨナラ機での釜元のタッチアウトについては「荻野選手の送球が素晴らしく全くロスがなかった」とロッテ側のファインプレーを称え、本塁憤死にも理解を示した。
ただ、気になったのは8回。タッチアップから引き返し併殺となった上林の走塁については「ホームでアウトになって欲しかった。タッチプレーになりますし、今は(捕手が)ベースを隠すことができませんから。ちょっともったいない走塁になってしまった」とコメント。
1点を争う試合展開に加えて、右翼手・髙部瑛斗からの好返球もあり、「(走者の)判断はたしかに難しい」としながらも「そんなに時間はないですけど、三塁コーチャーがゴーorストップを言うと思う。(上林が)自分で判断したのかどうかはわからないですけど、捕球体勢に入ったキャッチャーの雰囲気を見て戻ったわけで…ちょっと中途半端でしたよね」と憤死した上林の走塁に言及した。
アウトの瞬間も間一髪で、ソフトバンクの工藤公康監督はリクエストを求めたが判定は覆らず。立浪さんは「三塁セーフになればよかったんですけどね。結果アウトになってしまいましたから。難しいプレーなんですけどね」とソフトバンクのチャンスが潰れたワンプレーを振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』