2021.09.19 13:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 1 | 埼玉西武ライオンズ |
京セラD大阪 |
チームの期待に応えた3打席
オリックスのT-岡田が19日の西武戦に「5番・指名打者」で先発出場。4打数2安打2本塁打の3打点という活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。
19日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた高木豊さんは「欲しいところで打ってくれた」と、T-岡田の打撃を評し、チームの期待に応える働きに賛辞を送った。
高木さんはまず、西武に先制を許した直後の4回裏、二死走者なしから同点の12号ソロを放った場面について言及。「二死走者なし、一発で同点にして欲しいところで打ってくれた」と述べ、西武に傾きかけた流れを引き留めた一振りを評価した。
その後、1−1のまま迎えた第3打席では、無死二塁の状況で西武の左腕・公文克彦と対峙。一ゴロで走者を三塁へ進めると、続くモヤの犠飛でチームは勝ち越し。高木さんは「これも素晴らしかった」と振り返り、「投手が公文に代わり、引っ張りにくいピッチャーから進塁打を打った」と、結果は凡打ながら、チームバッティングに徹した打席にも着目した。
そして、高木さんが「最も評価したい」と語ったのが、8回の第4打席。この日2本目の本塁打を放ち試合を決定づけた打席だが、高木さんが指摘したのは本塁打を放つ前の3球目への対応だった。
「佐野(皓大)が代走に出てきて、ど真ん中を見逃して、盗塁で得点圏に走者を置くことを優先させた。それで(走者を)返しにいく。本塁打という最高の結果になったが、完全にヒット狙いだったと思う。そういうバッティングができるT-岡田は、吉田(正尚)の穴を埋めてくれる存在になる」。
2ボールからストライクをとりにきた甘めのストレートを見逃し、佐野皓の進塁を待った場面を挙げ、チームの危機に戻ってきたベテランの今後の活躍に太鼓判を押した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』