決勝打&美技で勝利に貢献
首位ロッテが日本ハムとの接戦を制し、貯金を今季最多の「15」に伸ばした。
両軍無得点で迎えた6回、先頭、加藤匠馬が二塁打を放ち、荻野貴司が送って一死二塁とし、2番・藤原恭大がライトへ犠飛を放って先手を奪うことに成功する。先制打を放った藤原は7回、日本ハム・近藤健介のセンターオーバーの打球をジャンピングキャッチで好捕。チームは藤原が挙げた1点を無失点リレーで逃げ切り3カード連続の勝ち越しを決めた。
20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一さんは藤原について「2-2に追い込まれたあとの肩口からの変化球を見事に引っ張って打った」と先制犠飛を振り返り、「フェンスの隙間で感覚的に難しい打球ですがよく捕りました」と守備でもビッグプレーを披露した21歳の若武者を称賛。「やはり、7月、8月のMVPに輝いた男ですから、このところデッドボールでちょっと休んでいましたが復帰が大きい。センターの守備も安心して見ていられる」とチームに不可欠な存在であることを強調した。
同じく解説の笘篠賢治さんも「彼はまだ若いですがプレーにストイックさを感じる」とコメント。「自分のプレーに対して満足しないでストイックさを持った非常に味のあるプレーをする選手」と成長への貪欲な姿勢を評価した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』