「年が違えば全員新人王でも…」
楽天は22日、敵地で行われた西武戦に4-2で勝利。
先発したルーキー・早川隆久が今季9勝目(5敗)を挙げた。
2回に中村剛也に先制弾を浴びたものの、この日も落ち着いた投球で試合を作った23歳左腕。
3-1と援護をもらった6回裏に岸潤一郎にソロを許し、さらに二死二塁となったところで降板となったが、残ったピンチは安樂智大が切り抜けてリードを死守。
終盤もリリーフ陣が踏ん張り、ルーキーに2ケタ王手の9勝目がついた。
この日は6回途中で降板も、試合を作る能力の高さを示したドラ1ルーキー。
パ・リーグの新人王レースは高卒2年目の大ブレイクとなったオリックス・宮城大弥が依然としてリードしているものの、早川と日本ハムのドラフト1位ルーキー・伊藤大海が猛追を見せており、“当確”状態に待ったをかけようとしている。
【パ・新人王候補の成績】
・宮城大弥(オ) 11勝2敗 防御率2.26
・伊藤大海(日) 9勝6敗 防御率2.76
・早川隆久(楽) 9勝5敗 防御率3.61
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した池田親興氏も、「面白い戦いになる」とパの新人王レースに注目する。
「伊藤にしても、早川にしても、非常にレベルが高い選手。年が違えば全員新人王になってもおかしくない成績ですよ」と2人のドラ1ルーキーに高い評価を与えつつ、「あとは10勝すれば、特別賞というのも出てくるのかなと」とし、リーグ内に新人王に値する選手が複数いた場合に贈られる“特別表彰”の可能性にも言及。
ポイントに“2ケタ勝利”を挙げながら、「あと何試合投げるか分かりませんが、それによっては面白い戦いになると思います」と付け加え、新人王レースの行方はまだ決まっていないことを強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』