つながらない猛虎打線
阪神は序盤から得点機を多く作るもあと1本が出ず敗戦。
阪神は1点を追う3回、中日の先発・松葉貴大から1番・近本光司、2番・中野拓夢が連打。さらに3番・糸原健斗の四球で二死満塁とするも4番のマルテはサードゴロでチャンスを生かせず。6回は先頭の糸原が二塁打で得点圏に出塁したが、マルテが空振り三振、続く大山悠輔は内野ゴロ、サンズも投ゴロに終わる。8回に一死一、二塁でようやくマルテにタイムリーが出てたが1点を返すのが精一杯だった。
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した井端弘和さんは、8安打を放ちながらも1得点と得点機を逃し続けた打線について「1、2、3番がよくチャンスを作っているんですが、どうしても(4番の)マルテがタイムリーを打ってもその後の5番、6番と続かない」と振り返り、「(今日の試合でも)糸原がノーアウト二塁で出てもその後の3人がきっちりアウトになるという展開だったので、こういう広いバンテリンドームに限って言えば、島田(海吏)や小幡(竜平)とか足のある選手を間に入れていくと非常に面白い打線になるのではないかと思います」と打線変更を提言。
「今、ヤクルトがやっているような(打線で)サンズや大山を7番に入れると動きが出てきて打線として面白いのでは」と同じ長打タイプの打者を中軸に並べる打順ではなく、足の速い選手などタイプの違う選手を中軸に置く打順を提案した。
首位から陥落した阪神だが、ヤクルトと巨人との三つ巴の優勝争いは今後も続いていくことは間違いないだけに得点源の中軸の復調が優勝には必要不可欠となる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』