2021.09.23 14:00 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 4 | 終了 | 3 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
メットライフ |
出塁率.430はパ・リーグトップに
西武の森友哉が23日、本拠地で行われた楽天戦で久々の本塁打を含む、3安打2四球の“全打席出塁”で、「打率」と「出塁率」をさらに伸ばした。
森は23日の楽天戦(メットライフドーム)に「3番・捕手」で出場。初回の第1打席に、楽天の先発・瀧中瞭太から右翼席への10号ソロを放ち、チームに先制点をもたらした。第2打席には、甘く入った初球の変化球を逃さずレフト前へ。続く第3打席、第4打席はいずれも四球を選び出塁した。
そして3-3の同点で迎えた9回裏の攻撃。二死走者なしで打席に入った森は、楽天のクローザー・酒居知史のカーブを引きつけ、左中間へ二塁打を放って出塁。追い込まれた状況から得点圏まで進んだことで、最終的には森のチャンスメイクが今季チーム初となるサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
この活躍に、23日に放送したCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊さんは「吉田正尚が帰ってくるけど、(離脱前の)あの状態で帰ってくるのか、もし試合勘をちょっと失って帰ってくるようなら、森の首位打者もあるなと思う」とコメント。「西武が打てない打てないと言われるなかで、がんばってもらいたい」とエールを送った。
「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeでも「【全打席出塁】森友哉『先制HR含む3安打2四球』【ハイ天才】」というタイトルで森の活躍ぶりを紹介。ファンからは「引っ張り方向も逆方向もキレイなバッティング」、「首位打者争いも熱い」という声が寄せられた。
現時点で、出塁率はトップが森で「.430」、2位がオリックスの吉田正尚で「.423」。打率では、吉田正が「.338」で首位打者、森が「.323」で2位につけている。左太ももの負傷で離脱中の吉田正は24日、ファーム育成強化試合で久々の実戦復帰。2打数1安打1四球という内容で、一軍合流に向けてスタートを切っている。
吉田正がどのような状態で戻ってくるのか、そして森はどこまで好調を維持できるのか、優勝&CS争いに加え、ハイレベルな打撃争いからも目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』