2021.09.25 14:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 3 | 終了 | 2 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
京セラD大阪 |
圧倒的な存在感
オリックスの山本由伸投手が25日の楽天戦に先発し、8回2失点という内容で今季15勝目を手にした。これで自身の連勝を「12」に伸ばし、連敗ストッパーの役割も果たした。
この山本の快投に、25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた金村義明さんは「いまNo.1と言ってもいい。これから先も、チームのエースとして優勝争いの中でフル回転してもらいたい」 と述べ、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
また、同日の放送で同じく解説を務めた真中満さんも「安定感が抜群。投げる度にヒーローインタビュー。野手は年間1〜2回あるかないかだけど、山本は10回くらいやっていそうな感じ(笑) それくらい投げるたびに数字を残す素晴らしいピッチャー」と、独特の表現も交えながら球界を代表する右腕に賛辞を送った。
これで山本由伸は、今季の成績を15勝(5敗)、防御率1.50、174奪三振とし、各部門で首位を快走。投手の主要タイトル3冠は確実視されている。
暴走?それとも好判断?
そんな山本も試合終盤にはピンチを背負う場面もあった。チームが3点をリードして迎えた7回、二死二、三塁から山﨑剛の詰まった打球がライト前に落ちて1点差に迫られる。その後、8回のマウンドにも上がると、二死一塁の状況から茂木栄五郎に右翼ライン際に運ばれ、一塁走者の島内宏明が三塁を回ってホームへ。しかし、カットマンの安達了一から間一髪のタイミングでボールが戻り、タッチアウトで攻守交代となった。
番組内では、二死ながら一塁走者が長駆ホームを突いた8回のプレーについても触れると、真中満さんは「楽天からすると杉本の追い方が少し気になる。なので、いけるんじゃないかという判断だったと思う。二死一塁なので(三塁コーチャーが)回すのは、やむを得ない。中継が少しでも逸れればセーフになるケース」と主張。
これには金村さんも「間一髪ですから。安達の送球がちょっとでも逸れていたらセーフ。奈良原コーチもナイス判断と言われる。あれが2〜3メートル前でタッチアウトならあれですけど。山本からそんな連打は考えられない」と同意し、楽天の三塁コーチャーを務めている奈良原コーチの判断に理解を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』