2021.09.26 13:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 1 | 終了 | 1 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
京セラD大阪 |
28日(火)から首位攻防戦
3日のソフトバンク戦で左ハムストリングスを痛め、5日に登録を抹消されたオリックスの吉田正尚外野手が26日の楽天戦で一軍復帰。同点の9回一死一塁の場面で代打出場し左飛に倒れたが、本拠地にかけつけたファンは主砲の帰還を拍手で迎えた。
代表取材に応じた吉田正は「非常に大きな声援が聞こえました」と登場時の雰囲気を振り返り、「怪我をして悔しい思いをしてきたんで、武者震いがした」とコメント。患部の状態について問われると、「リハビリのときも治すために、最善を尽くしてきたつもりなので、今できることを精いっぱい継続的にやるつもりです」と話した。
戦線離脱している間にはテレビ画面を通して若手の活躍を目にし、「大下(誠一郎)がほっともっとで打って勝った試合(7日・ロッテ戦)が印象に残ってますね。日替わりヒーローじゃないですけど、ああいう選手がいっぱい出て来ればチームもまだまだ面白くなってくると思う」とラッキボーイの台頭を期待。また、「紅林も頑張ってましたね。ここから体がしんどくなると思いますけど、頑張って欲しいです」と若武者の奮闘ぶりにも言及した。
自身の復帰戦となった26日・楽天戦は痛み分けのドローに終わり、同日終了時点で首位・ロッテとは3ゲーム差の2位という状況。「最後はみんなと笑って喜び合いたい」と奪首を見据え、28日からZOZOマリンで行われる首位攻防3連戦へ向けて「上を倒していかないといけないので、全部勝つつもりですけど、何とか入れ替われるようにする3連戦にしたい」と意気込んだ。
週明けのロッテ3連戦で3連勝しても勝率差で及ばないため首位交代とはならないが、敵地でゲーム差ゼロに接近するチャンス。優勝争いをする上で吉田正の復帰がチームに与える影響は大きいだけに、ロッテ3連戦は主砲の働きにも注目だ。
取材・文=どら増田