2021.09.26 14:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 3 | 終了 | 4 | 阪神タイガース |
東京ドーム |
3回持たずノックアウト
3位・巨人はホームに阪神を迎えて連敗。阪神との今季残り試合数が3試合の状況で4ゲーム差に突き放され、自力優勝の可能性が消滅した。
この日は先発の山口俊が初回から連続四球を出すなど不安定な立ち上がりで、両軍スコアレスの3回二死無走者の場面で迎えた4番・大山悠輔に、甘く入った初球のストレート左翼席上部の看板まで飛ばされ失点。続く5番・糸原健斗にこの試合4個目の四球を出したところで巨人ベンチは山口を諦め、投手交代を告げた。
山口は3回もたず、2回2/3を投げ2安打4四球1失点で降板。打者14人に対して70球を要する苦しい投球内容で7敗目を喫し、今季2勝目を挙げた7月7日・中日戦(東京ドーム)を最後に9試合連続で未勝利となった。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた笘篠賢治さんは「一昨年の成績は凄かったですけど、今年はメジャーから戻ってこられて、見ていると下半身に粘りというか、力があんまり入ってないようにも見える」と、山口の投球についてコメント。
同じく解説を務めた田尾安志さんは「2アウトランナーなしで大山を迎えて、ドーンと真ん中に真っ直ぐでしょ。このピッチングをされたら原監督も我慢できなかったと思うんですよ。もう少し細やかというか、コントロールを考えたらどうかなと思いましたね」と失点シーンに言及し、番組MCを務めた岩本勉さんも「大胆さがちょっと“大雑把”になっているようにも見えましたかね」と精彩を欠いた失投を振り返った。
山口は2019年シーズンに最多勝・最高勝率・最多奪三振のセ・リーグ投手三冠に輝き、同年オフにメジャーリーグへポスティング移籍。今年6月に巨人へ電撃復帰し、今季初登板で初勝利をマークするなど復帰3試合で2勝をマークしていたが、ここまで12試合に登板して2勝7敗、防御率3.34の成績。2カ月半以上も白星から遠ざかっており、足踏み状態が続いている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』