2021.09.26 14:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 8 | 終了 | 10 | 広島東洋カープ |
横浜 |
今季42試合に登板、セーブ失敗は一度もなし
広島のドラフト1位ルーキー・栗林良吏投手(25)26日、敵地で行われたDeNA戦に救援登板。2点リードの最終回を無失点に抑え、球団の新人新記録となる26セーブ目(0勝1敗)を挙げた。
打線が9回表に10-8と逆転した直後に登板。二死から7番・大和に左前を許したものの、最後は途中出場の神里を空振り三振に仕留め、2003年に永川勝浩(現投手コーチ)が記録した25セーブを上回った。
これで18セーブ目を挙げた7月14日の中日戦(マツダ)から9試合連続セーブ。こちらは2015年の山﨑康晃(DeNA)と並ぶプロ野球の新人記録となった。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた笘篠賢治さんは「1年目からオリンピックにも出場して。まず1年持つかどうか、そこが心配だったんですけど、まったく心配する必要はなかったですね」と、開幕当初から安定したパフォーマンスを披露し続けている右腕を称えた。
さらに、「こうして新人記録が塗り替えられることによって、また一つ『新人王』というところにも弾みがつきますしね」と、各種記録の更新が他球団のルーキーらと争う『新人王』獲得への追い風となることにも言及した。
笘篠さんは「もう少し登板数を増やしてあげれば、30セーブも楽々してたはずなんですけど、なかなかそうした状況で回してやれないチーム状況もある。そういったなかでこれほどの記録は凄いですよ」と、セーブ機会に恵まれないなかでも、安定感抜群の投球で結果を残してきたゴールデンルーキーを称賛した。
栗林は今季42試合に登板し0勝1敗26セーブ、防御率0.43の成績。ここまでセーブ機会での救援失敗は一度もなく、セ・リーグで40試合以上に登板した救援投手で防御率0点台を記録しているのは栗林だけ。五輪でも大活躍した侍は後半戦も圧巻のパフォーマンスでチームに貢献し続けている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』