30本超えコンビが大活躍
ヤクルトが今季最多の16得点を挙げ大勝。連勝を「8」に伸ばし、単独首位の座をキープした。
ヤクルトは初回、二死一塁から4番・村上宗隆が相手先発・小笠原慎之介の速球を捕え、リーグトップタイとなる38号2ランを右翼席中段へ放り込み幸先よく先制すると、3回には9番・石川の安打をキッカケに無死満塁の絶好機を迎え、3番・山田哲人が左翼ポール際へ満塁ホームラン。山田にとっては2年ぶり5度目となるシーズン30号に到達する節目の一発で、一気にリードを6点に広げた。
4回には1番・塩見泰隆を筆頭に3本の適時打が飛び出し、小笠原を4回途中10失点でノックアウト。10点リードの6回には3番手・佐藤優から山田がこの日2本目のホームランとなる31号2ランを放つなど、打者10人の猛攻で一挙6得点のビッグイニング。山田は2本塁打を含む3安打7打点の活躍で、7番・西浦が2点適時打を放ち14点リードとなった時点で先発全員安打を達成した。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた笘篠賢治さんはこの試合で9打点を挙げた山田と村上について「1、2番も連戦で調子が良いし3番、4番が絶好調でこれはもう手がつけられなくなりましたね」と称賛。
先制弾の村上については「石川が先発ということで先制点を取ってなんとか楽に投げさせてあげたいという村上のホームラン。完璧でしたね」とコメントし、「昨日ノーヒットノーランをやられるかというようなゲームだったんですけど、立ち上がりにいきなり村上のホームランでチームに勢いをもたらした。そういうホームランでした」と史上最年少で100打点に到達した若き大砲を称えた。
2本塁打7打点の山田については「(1本目は)ヤクルトのバッティングの教えどおりのホームラン。右方向を意識してインサイドに突っ込まれたら身体の回転で(打つ)という見事なバッティング」と評価し、「(2本目は)もう完璧でしたね。気持ち良いホームランでしょうね」と文句なしの活躍を褒めちぎった。
村上は今季ここまで、打率.284(リーグ14位)、本塁打38(リーグ1位タイ)、打点100(リーグ2位)で、山田は打率.2745(リーグ23位)、本塁打31(リーグ3位)、打点82(リーグ3位)。30本超えのコンビは両リーグで山田と村上のみで強力打線の中心として首位を走るチームを牽引している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』