1失点の好投も5勝目はならず
楽天・田中将大がオリックス戦に先発し、7回4安打1失点と好投したが試合は引き分けに終わり勝ち星はつかなかった。
田中将は初回に先頭の福田周平に二塁打を許したが、後続を抑えて無失点の立ち上がり。2、3回は3者凡退で4回は二死三塁とされたがT―岡田を打ち取りピンチをしのぐと、5、6回も無失点に抑える好投。しかし、7回にT―岡田の右前打をきっかけに暴投で三塁への進塁を許すと、モヤの打席で再びワイルドピッチで代走の佐野皓大に生還され先制点を献上。7回まで投げ切り、92球、被安打4、7奪三振で降板した。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた田尾安志さんは田中将のピッチングについて「今日は田中の調子が良かったんですよ。真っすぐも154キロくらいまで出てましたし。ここ数試合で僕は一番良かったと思うんですよ。それで勝てなかったのは残念だなと思いましたね」と振り返り、「1点しか取られていない。しかもその取られ方も結局1イニングに2つワイルドピッチで失点したんですよ」と指摘して、「これは何とかキャッチングできなかったかな?」と失点の場面について同じく解説を務めた笘篠賢治さんに質問。
笘篠さんは「前には落とせれるワンバウンド投球だとは思うんですよね。(ワンバウンドの止め方は)右肩を中にぐっと入れながら止めに行くんですけど、(あの場面の炭谷銀仁朗の捕球姿勢は)普通に正面のままでしたよね」と指摘すると、田尾さんも同調し「(炭谷)が変化球要求したときは(ワンバウンドも)想定していると思うんですよね」と防ぐことができた失点だったのではないかと疑問を呈した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』