○ ヤクルト 4 - 0 DeNA ●
<21回戦・神宮>
ヤクルトは2011年以来となる9連勝。貯金を今季最多の18とし、首位の座をガッチリと守った。
先発の奥川は初回、二死から二塁打を許し得点圏に走者を背負うも、4番・オースティンを遊ゴロに仕留め無失点スタート。3回は三塁・村上の失策などで再び二死二塁としたが、3番・佐野を空振り三振に退けゼロを刻んだ。
6回は初めて先頭打者の出塁を許したが、2番・柴田、続く佐野を連続三振に仕留めるなどこの回も無失点。6回3安打無失点の快投でリリーフ陣にあとを託し、この日も無四死球と制球力が光った。
打線はトミー・ジョン手術からの復帰戦となったDeNA先発・東の前に4回まで1安打無得点。それでも0-0で迎えた5回、一死から四球と安打で一、二塁とすると、9番・奥川がバントの構えから鮮やかな左前打を放ち好機拡大。1番・塩見は空振り三振に倒れたが、2番・青木が6号満塁弾を左翼席へ運び一気に4点を先制した。
投手陣は7回以降も星、田口、今野が無失点でつなぎ、奥川は小川と並ぶチームトップの8勝目(3敗)。打線は計5安打も青木のグランドスラムでワンチャンスをモノにした。ヤクルトは3-0で勝利した24日の中日戦(神宮)から、これで4試合連続の完封リレー。さらに、4-4で引き分けた14日の阪神戦(神宮)から9勝4分けとし、球団新記録となる13戦無敗とした。