2021.09.29 17:45 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 2 | 終了 | 15 | オリックス・バファローズ |
ZOZOマリン |
勇気を与えた主砲の復帰「ひっくり返すぞという勢い」
オリックスがロッテの敵地に乗り込んだ首位攻防戦で2連勝。21安打15得点の大勝でカード勝ち越しを決め、首位ロッテと「1」差に詰め寄った。
オリックスはロッテ先発・美馬学に対し、4回まで好機は作るもののあと一本が出ない展開。それでも2点を追う5回、3番・吉田正尚の適時二塁打で1点差に迫ると、なおも二死一・三塁の好機で7番・モヤが2番手・東妻勇輔から特大の10号3ランをバックスクリーン右へ。逆転したあとも1番・福田周平の2点適時二塁打で2点を加え、一挙6点のビッグイニングとした。
6回は吉田正が21号ソロを右翼席へ運び7点目。復帰3戦目となった主砲は、第1打席から四球、中前安打、適時二塁打、右越えソロ、申告敬遠と全5打席で出塁する活躍。敬遠後に代走を送られお役御免となった。
オリックスは7回にも3点、9回はダメ押しの5点を加え計21安打15得点。序盤とは一転、中盤以降は打線がつながり終わってみれば大勝だった。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大矢明彦さんは「3番に帰ってきた吉田の存在感ですよね。マジック点灯阻止というより、もう自分たちがひっくり返すぞという勢い。吉田が帰ってきた昨日から本当に息を吹き返したといっていいと思う」と、主砲のスタメン復帰とともに天王山で2連勝したオリックス打線の変貌ぶりに言及。
「相手の投手が『これだけ吉田に対して気を遣うのか』というくらいの際どい攻めをかいくぐりながら、タイムリー打つわホームラン打つわ。これから先は吉田が引っ張っていくでしょうね」と、絶大な存在感を放つ主砲が今後もチームを高みへ牽引するとの見解を示した。
番組MCを務めた真中満さんも「吉田は球界で一番良い打者だと思っているんですよ。やっぱり三振数が少なく四球もとれる。打ちながらボールをチョイスしている選球眼を見ていると本当に凄いバッターだなと思う。やっぱり頼りになりますね」と、故障明けながら圧巻のパフォーマンスを見せる吉田正を称えていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』