2021.10.03 13:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 0 | 終了 | 2 | 千葉ロッテマリーンズ |
楽天生命パーク |
「佑ちゃんが引退しましたけど…」
楽天の田中将大投手(32)は3日、本拠地でのロッテ戦に先発し9回2失点と好投したが、打線の援護に恵まれず今季7敗目(4勝)を喫した。
初回に一死一・二塁のピンチを迎え、4番・レアードの左翼線二塁打と内野ゴロの間に2点を失ったものの、2回以降は走者を背負いながらも要所を締める投球でゼロ行進。9イニング・112球を一人で投げぬき、被安打9、与四球1、奪三振6、失点2の内容で踏ん張った。
しかし、味方打線が相手先発の左腕・小島和哉の緩急自在の投球の前に散発3安打に抑え込まれ完封負け。田中将は7試合連続未勝利で、またしても後半戦初勝利を手にすることはできなかった。
3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた達川光男さんは「立ち上がりこそ2点取られましたけど、若いときのような尻上がりの投球だった」と、日米通算15年目を迎えているベテラン右腕の投球を評価した。
9回二死で迎えた8番・藤岡裕大に対しては150キロに迫るストレートを連発。球数が100球を超えてもなお力強い直球で打者を押し込む姿を見た達川さんは「本当に入団したときのような球」と衰えぬ球威を称え、「ハンカチ王子の佑ちゃん(斎藤佑樹)が引退(表明)しましたけど、田中の今日の投球を見ると、まだまだ5、6年はできるなという投球でしたよ」と太鼓判。「大舞台になればなるほど力を発揮する投手なので、これからが楽しみですね」と、ポストシーズンでの活躍にも期待を寄せた。
楽天は連勝が「3」で止まり、残り17試合で首位オリックスと5ゲーム差、2位ロッテと3.5ゲーム差の3位に位置している状況。3ゲーム差をつけた4位にソフトバンクがおり、クライマックスシリーズ出場権争いの真っ只中にいる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』