2021.10.05 17:45 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 2 | 終了 | 5 | 阪神タイガース |
横浜 |
● DeNA 2 - 5 阪神 ○
<23回戦 横浜>
首位争い真っ只中の阪神に力負け。この日の敗戦で2021シーズンの負け越しと、阪神戦の8年連続負け越し、横浜スタジアムでの阪神戦6年連続負け越しが決定。今季も虎アレルギーを払拭することはできなかった。
ゲームは初回に大勢が決してしまった。先発マウンドを託された2年目左腕・坂本裕哉が登板前から警戒していた“切り込み隊長”近本光司に安打で出塁されると、続く2番・中野拓夢に右中間適時打を打たれてあっさり失点。
さらに、4番・大山悠輔に左前適時打を許し、59打席連続無安打だった7番・佐藤輝明にも右前適時打。一、三塁から足で揺さぶられて加点されるなど、いきなり4点のビハインドを負ってしまった。
こうなるとペースは阪神に傾くもの。1回裏のチャンスで5番・宮﨑敏郎の打球は中堅手の正面を突いた一方で、3回表に阪神の大山が放った右翼方向への飛球は風に押されてスタンドイン。直後の3回裏の攻撃で2番・佐野恵太が併殺に倒れ3人で攻撃を終えると、主砲・オースティンが4回の打席で足を痛めて途中交代。名手・柴田竜拓にもエラーが出るなど嫌な流れが続いた。
8回3点差での一死一、二塁のチャンスでも、途中出場の楠本泰史が放ったセンター頭上の強烈な打球を近本が好捕。二塁走者の佐野はタッチアップできずに反撃ムードは萎んでいった。上位で優勝を争うチームと最下位チームの差を見せ付けられたような敗戦だった。
試合後、三浦監督は「ヨーイドンでいきなり4点というのは上位にいる相手には大きかった」と話し、「初回の4点で、その後大胆に攻められた」と青柳を打ちあぐねた一戦を分析した。
3回5失点で今季6敗目(4勝)を喫した坂本については「変化球が全部高かったです。一言、悪かった。立ち上がりは難しいですけど、悪すぎました」とキッパリ。「悪い中でどうやってアウトを取るのか、コーチとやっていってほしい」と修正を求めた。
今シーズン勝率5割以下も確定したが「明日も試合はありますから、一つでも勝てるようにやっていくだけです」と絞り出した指揮官。
9月21日から2勝10敗1分と苦しむ状況の中、明るい兆しをひとつでもファンに届けてもらいたい。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<23回戦 横浜>
首位争い真っ只中の阪神に力負け。この日の敗戦で2021シーズンの負け越しと、阪神戦の8年連続負け越し、横浜スタジアムでの阪神戦6年連続負け越しが決定。今季も虎アレルギーを払拭することはできなかった。
ゲームは初回に大勢が決してしまった。先発マウンドを託された2年目左腕・坂本裕哉が登板前から警戒していた“切り込み隊長”近本光司に安打で出塁されると、続く2番・中野拓夢に右中間適時打を打たれてあっさり失点。
さらに、4番・大山悠輔に左前適時打を許し、59打席連続無安打だった7番・佐藤輝明にも右前適時打。一、三塁から足で揺さぶられて加点されるなど、いきなり4点のビハインドを負ってしまった。
こうなるとペースは阪神に傾くもの。1回裏のチャンスで5番・宮﨑敏郎の打球は中堅手の正面を突いた一方で、3回表に阪神の大山が放った右翼方向への飛球は風に押されてスタンドイン。直後の3回裏の攻撃で2番・佐野恵太が併殺に倒れ3人で攻撃を終えると、主砲・オースティンが4回の打席で足を痛めて途中交代。名手・柴田竜拓にもエラーが出るなど嫌な流れが続いた。
8回3点差での一死一、二塁のチャンスでも、途中出場の楠本泰史が放ったセンター頭上の強烈な打球を近本が好捕。二塁走者の佐野はタッチアップできずに反撃ムードは萎んでいった。上位で優勝を争うチームと最下位チームの差を見せ付けられたような敗戦だった。
試合後、三浦監督は「ヨーイドンでいきなり4点というのは上位にいる相手には大きかった」と話し、「初回の4点で、その後大胆に攻められた」と青柳を打ちあぐねた一戦を分析した。
3回5失点で今季6敗目(4勝)を喫した坂本については「変化球が全部高かったです。一言、悪かった。立ち上がりは難しいですけど、悪すぎました」とキッパリ。「悪い中でどうやってアウトを取るのか、コーチとやっていってほしい」と修正を求めた。
今シーズン勝率5割以下も確定したが「明日も試合はありますから、一つでも勝てるようにやっていくだけです」と絞り出した指揮官。
9月21日から2勝10敗1分と苦しむ状況の中、明るい兆しをひとつでもファンに届けてもらいたい。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)