戦力外通告を受けた楽天藤田を心配
5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた大久保博元さんは、これまでに戦力外通告を受けた選手を振り返るなかで、楽天時代に選手とコーチの間柄だった藤田一也選手(39)の現役続行を願うメッセージを送った。
藤田は2004年のドラフト4巡目で近畿大から横浜(現DeNA)に入団。2012年の6月に交換トレードで楽天に加入し、名二塁手として翌2013年の日本一に貢献した。その後も主力選手として活躍したが、近年は出場機会が減少。今季はここまで一軍での出場機会がなく、4日に球団より来季の選手契約を行わない意向が通達された。
球団からはプレーヤー以外のポストを用意していることも伝えられていたが、藤田は「野球選手としての大事な決断をするにあたり、現役へのこだわりも球団には理解していただいておりますので、しっかり考えていきたいと思います」とコメント。現役続行の可能性も含めて、今後について熟考する姿勢を示している。
一連の流れを受けた上で、大久保さんは「この間カズヤから『デーブさんクビになりました』って電話があって」と、藤田本人から連絡があったことを明かし、「(内容は)もちろん言えないんだけど、実は壮絶なことがカズヤに起きていていて…。だから球団の人にはもう1年やらせてあげてほしい。娘さんにカズヤが野球をやっている姿を見せて、そこからコーチをやらせたい」と熱弁。
NPB関係者へ向けて「(番組を)見てくれている11球団の関係者がいれば、ぜひもう1年やらせてあげてほしい。お願いです」と、藤田との選手契約締結を願うメッセージを送っていた。
来季も現役続行か、それとも今季限りで第一線から退くのか…。球界屈指の守備職人の去就に視線が集まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』