ドン・キホーテ作戦「わかってない」
日本野球機構(NPB)は6日、9月度の『大樹生命月間MVP賞』受賞者を発表。パ・リーグ打者部門はソフトバンクの柳田悠岐選手(32)が受賞した。
同選手の月間MVP受賞は昨年の10・11月度以来で通算8度目の受賞。9月は全22試合に先発出場して打率.358、4本塁打、14打点と安定したパフォーマンスをみせ、打率に加え29安打、17得点、長打率.617の計4部門でリーグトップの好成績を収めた。
オンライン会見に出席した柳田は「満足行く結果ではないですけど、本当に運が良かったかなと思っています」と9月の個人成績を振り返り、「メンテナンスしてくださる裏方さん、トレーナーさんのおかげ」とコンディション維持を支える周囲のサポートに感謝した。
9月15日・ロッテ戦で26号2ランを放った際の談話で「栗原選手から教えてもらった、ドン・キホーテ作戦のおかげだと思います」とファンがざわめく“迷言”も飛び出したが、実は「あの作戦自体、僕も意味がわかってなくて…」と柳田。コメントした本人の口から、真相が明かされることはなかった。
チームはクライマックスシリーズ出場圏内まで3ゲーム差の4位に沈んでいるが、泣いても笑っても残り15試合。「こういうなかでも応援に来てくださるファンの方がおられるので、少しでもいいプレーをお見せできるように頑張りたい」と力を込めた。