◆9回無死一塁の場面で痛い見逃し三振
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説陣がオリックスの拙攻に疑問を呈した。
オリックスは1点を追う9回、先頭の杉本裕太郎が四球を選んで出塁、代走に佐野皓大を送り同点への足掛かりを作る。しかし、続くT－岡田はカウント2ストライク2ボールから外角いっぱいのストレートを見逃し三振に倒れ、スタートを切っていた佐野皓は盗塁失敗。痛恨の三振ゲッツーで一気にチャンスはついえることとなった。
解説の岩本勉さんは「首位を走りこういう接戦をいくつもモノにしてきたオリックスなんですが、ノーアウトで塁に出て代走を出して、ヒット1本で同点に追い付いてそこから相手チームの気持ちの焦りを利用していくと見ていた」と振り返り、「（あの場面では）一気に逆転を狙ったのか、ランナーが走るそしてT-岡田が見送る。あのカウント（2ストライク2ボール）で盗塁のサインは考えられないじゃないですか」と指摘し、「僕は一気に逆転を狙ったオリックスに優勝へのプレッシャーを感じているように見えた」と一連の拙攻を振り返った。
一方、MCを務めた真中満さんは「2ストライク3ボールだとランエンドヒットはあるんですが、2ストライク2ボールだと単独スチールの可能性もないことはない」とし、「ただ、あのカウントではT-岡田になんとかバットに当ててほしかった」と指摘。岩本さんも「なんとかバットに当てて足の速いランナーがセカンドをもぎ取る。いずれにせよバット出さなければいけない」と同調。「吉田が離脱して『T-岡田任せたぞ』という場面が多い中で見送り三振ですから…」とちぐはぐな攻撃に疑問を呈した。
