2021.10.09 18:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 2 | 終了 | 6 | オリックス・バファローズ |
PayPayドーム |
ソフトバンク戦は今季3完封
オリックスの山本由伸投手が8日、先発予定の9日・ソフトバンク戦に向けた意気込みを語った。
現在14連勝中の山本は、対ソフトバンク戦という部分でも今季は6試合に登板して5勝1敗(3完封)、防御率0.76と驚異的な数字を残している。
山本は「調子はいい感じです」と、いつもと変わらぬ表情を見せ、阪急時代に米田哲也氏がマークした球団記録の14連勝に王手をかけていることについては、「意識は全然ないですけど、チームが今いい順位なので、とにかく勝ちにはこだわってやりたい。勝つのは大事なので、結果的にその記録もいいようになっていれば嬉しい」とコメント。チームの勝利を目指すなかで記録がついてくる形が理想と語った。
また、今シーズンの投球に関しては「安定感が出てきているので、自信は前よりはついている。練習の成果が出て、実力も前よりはついているし、試合数を重ねていくなかで経験値も前よりはついてきている」と主張。 「良い順位で戦えているので、これが自分の成長にも大きく繋がると思う。その辺の楽しみも凄く大きい」と、優勝争いを演じられている喜びも口にした。
その一方で、「開幕時と今を比べると良い投球が出来ていなかった。シーズンの入り方だったりの反省はある。(試合)終盤にちょっと点を取られちゃう場面もあるし、細かいことを言ったら、たくさんある。やっぱり完璧な投球を求めていくべきだと思う」と、さらなる高みを見据えた。
ソフトバンク戦の好結果については、「失投が減ってきている。ホークスは一発があるバッターも足のあるバッターも多いので、長打が出だすと失点に繋がってしまう。そういう失投が少なくなっているのがいいのかな。確信じゃないですけど、そう思っています」と分析した。
最後は、「とにかく僕が投げる試合は気持ちを整理して、試合終了の時に何とか勝ち切れるように、リードが守れるように投げたい」と力強く語った。
12日から始まる2位ロッテとの3連戦をどのような形で迎えることができるのか、エースの右腕にかかる期待は大きい。
取材・文=どら増田