松井裕樹の代役定まらず?!
3位・楽天が西武相手にサヨナラ負けを喫し、2位・ロッテとのゲーム差を縮めることができなかった。
楽天は2回、相手のミスに乗じて2点を先制。好投しながら約3カ月に渡って勝ち星のない田中将大に勝ち星をつけたいところだったが、その後は好機を作りながらも追加点を奪えず、4回に1点を返されると、7回裏二死二塁から同点打を許して追いつかれると、9回裏から登板した西口直人が二死一、三塁からサヨナラ打を浴びて敗戦を喫した。
楽天は、絶対的な守護神だった松井裕樹が右太ももを痛めて8月から離脱。依然として復帰の目処が立たない状況で、松井離脱後は宋家豪、酒居知史、安樂智大らが代役として登板し、この日は前日の試合で好リリーフを見せた西口を投入したが、手痛い敗戦を喫することになった。
守護神が定まらない現状を受け、10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた江本孟紀さんは、「とりあえず、今一番調子の良さそうな選手を使うしかない」とコメント。日替わりでの起用も止む無しとの見解を示しつつ、「CSもあるからリリーフの体制は今のうちに整えておかないといけない」と続け、CSを見据えた勝ちパターンの確立にも言及した。
果たして、残り11試合の中でどのような起用方が見られるのか、石井一久監督の采配にも注目したい。
▼ 抑え候補の今季成績
・宋 家豪:58試合 3勝2敗 24ホールド 4セーブ
・酒居知史:50試合 3勝3敗 26ホールド 3セーブ
・安樂智大:55試合 3勝2敗 22ホールド 2セーブ
・西口直人:26試合 5勝2敗 1ホールド 0セーブ
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』