支配下指名7人中6人を投手で指名
2021年度のプロ野球ドラフト会議で巨人は4球団競合となった隅田知一郎(西日本工業大)の抽選を外したが、関西国際大の翁田大勢の交渉権を獲得した。2位でJR東日本の左腕・山田龍聖、3位も日本大学の右腕・赤星優志と即戦力ピッチャーを上位で指名。4位はセンバツ優勝投手の東海大相模・石田隼都、6位は明徳義塾の代木大和、7位も広島新庄の花田侑樹と、支配下指名7人中6人を投手で指名した。
11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた真中満さんは「赤星投手は今年の春の(東都大学野球)入れ替え戦を神宮で見たんですけど、150キロ以上のボールをバンバン連発するようなタイプではないが非常にコントロールが良い。色々な球種を操って打たせて取るタイプのピッチャー」と印象を語り、「非常にバランスが良く先発完投を含めてスタミナもある。意外とこの赤星が一番早く1軍で出てくるんじゃないかなと思います」と大学の後輩でもある右腕の活躍に太鼓判を押した。
同じく解説を務めた野村弘樹さんは1位指名の翁田について「戸郷とは違うタイプのスリークォーター。戸郷は真っすぐとフォークのイメージだが、(翁田は)真っすぐ、スライダー、シュートが器用に使えるピッチャーに見える」と指摘。「ジャイアンツにはいないタイプなので戦力になるのでは」と期待を込めた。
■巨人の支配下指名選手
1位 翁田大勢(右投手/関西国際大学)
2位 山田龍聖(左投手/JR東日本)
3位 赤星優志(右投手/日本大学)
4位 石田隼都(左投手/東海大相模高)
5位 岡田悠希(外野手/法政大学)
6位 代木大和(左投手/明徳義塾高)
7位 花田侑樹(右投手/広島新庄高)
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』