育成プランにも言及
プロ野球のドラフト会議が11日に行われ、DeNAは市立和歌山高の小園健太投手(18)を1位指名。阪神との競合になったが、三浦大輔監督が当たりくじを引き当て、高校No.1との呼び声も高い右腕の交渉権を獲得した。
11日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、今回のドラフト会議を特集。DeNAの小園指名を受け、同球団のOBでもある野村弘樹さんは「天理の達くんも非常に良いと思いましたが、小園のほうが球速プラス、コントロールも良い。非常にバランスよく投げるので。そういった意味では完成度が高いピッチャー」と評価。日本ハムから1位指名を受けた達孝太投手(天理高)やソフトバンクが1位指名した風間球打投手(ノースアジア大明桜高)、阪神1位の森木大智投手(高知高)ら同世代のトップクラスと比べても一歩抜きに出ているとの見解を示した。
また、野村さんは「即戦力とは考えていないかもしれないけど、来年再来年というより、5年、10年、15年と一線で頑張ってもらいたい投手」との思いを口にし、早めに(一軍に)出てきそうとの声には「(ヤクルトの)奥川も(ロッテの)佐々木も、球数と登板間隔を考えながら育てている。DeNAがどういうプランで投げさせていくかは分からないけれど、過保護にはしないでほしい。無理はいけないけれど、投げて良くなっていくピッチャーもいるので、そこを決めつけてやってほしくはない」と主張。高卒投手の育成方法に言及し、いろいろな形を模索してもらいたいと要望した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』