ナ・リーグの地区シリーズは最終局面へ
MLBナ・リーグは現地時間11日(日本時間12日)、地区シリーズ第3戦の2試合が行われ、ブレーブス(東地区1位)とジャイアンツ(西地区1位)が勝利。ともにシリーズ2勝1敗とし、優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。
本拠地にブリュワーズ(中地区1位)を迎えたブレーブスは、両軍スコアレスで迎えた5回に無死一、二塁のチャンスを迎え、投手の打順で登場した代打・ピダーソンが決勝3ラン。投げては先発のアンダーソンが5回無失点と試合を作り、5投手による継投で2試合連続の完封勝利を収めた。
今季メジャー最多の107勝を記録したジャイアンツは1勝1敗でドジャースタジアムに乗り込み、5回先頭の7番・ロンゴリアがソロ本塁打を放ち先制。以降は15者連続凡退で散発3安打と打線が振るわなかったものの、3投手で7回までゼロを並べ、最後は今季メジャーデビューした右腕・ドバルが6つのアウトを奪いポストシーズン初セーブ。1-0の最少得点差で完封勝利を収めた。
今季106勝を挙げながらワイルドカードに回ったドジャース(西地区2位)は、先発のシャーザーが7回3安打10三振1失点の力投を見せるも、今季最終戦まで地区優勝を争ったジャイアンツを相手に打線が振るわず零封負け。昨季のワールドシリーズ王者は1勝2敗と後がない状況に追い込まれた。