3年後には一軍の舞台で
楽天は12日、前日のドラフト会議で1位指名した昌平高の吉野創士外野手(17)に指名挨拶を行った。
昌平高を訪れた後関昌彦スカウト部長は、スカウトの総意で1位指名に至ったことを伝え、「将来のイーグルスの中心選手、中軸になるであろうという期待を持って指名させていただいた」とコメント。
また、担当の沖原佳典スカウトも、身体能力が高く、走攻守の全てにおいて高いレベルにあることを魅力に挙げつつ、その中でも打撃面の特徴に言及。「腕の使い方が柔らかく、しなやかにバットが触れて体全体で打てるのでボールを遠くに飛ばす力、技術がある。天性のものもあるので、なかなか真似できないようなバッティング技術がある」と、その魅力を説明した。
入団後の方針に関しては、即戦力というわけではないとしつつ、「将来的にチームの柱になるような、チームを背負って立つ選手になれると確信している」とコメント。ポジションは入団後に現場で判断し、本人の力で勝ち取る必要があるとしたが、「その力があると思って指名しているので、3年後には一軍の舞台でレギュラーとして活躍することを期待している」とエールを送った。
指名挨拶後の会見に出席した吉野は、周囲の祝福ムードに感謝しつつ、「1年目は体づくりに専念し、2〜3年目にチームの主軸になれるように頑張っていきたい」と決意を口にし、入団に向けて食事面やウェイトなどで下地を作り上げていくことにも意欲を見せた。