いずれも今季の一軍登板ゼロ
広島は14日、今村猛投手(30)、鈴木寛人投手(20)、中村恭平投手(32)、行木俊投手(20)、育成の畝章真投手(26)、佐々木健投手(22)と来季の支配下選手契約を結ばないことを発表した。
今村は清峰高から2009年のドラフト1位で入団すると、2年目の2011年から3年連続で50試合以上に登板するなどリリーフの一角としてフル回転。状態が上がらずファームで過ごす時間が長いシーズンもあったが、2016年は67試合で22ホールド、2017年は68試合で13ホールド23セーブと、広島3連覇の黄金期を支える活躍を見せた。
しかし、昨季は2年目以降ではキャリア初となる1ケタ6試合の登板に終わり、今季はここまで一軍登板なし。プロ12年目のシーズンはファームで36試合に登板して防御率2.78だった。
強いカープを支えた右腕の通算一軍成績は、431試合の登板で防御率3.46、21勝30敗、115ホールド36セーブ。大瀬良大地、一岡竜司と「カピバラ3兄弟」の愛称で親しまれていた“長男”が、30歳を迎えて人生の岐路に立たされることになった。
支配下契約選手だった鈴木寛人、中村恭平、行木俊も今季の一軍登板はなく、球団はドラ5ルーキーの行木について「育成選手として契約の方針」としている。
▼ 10月14日・広島の戦力外通告
<投手>
16 今村 猛(30)
52 鈴木寛人(20)
64 中村恭平(32)
68 行木 俊(20)※育成再契約の方針
120 畝 章真(26)
122 佐々木健(22)