2021.10.17 18:00 | ||||
阪神タイガース | 2 | 終了 | 4 | 広島東洋カープ |
甲子園 |
5戦5発で二冠王にも現実味
広島の鈴木誠也が17日、甲子園で行われた阪神戦で2本のホームランを放ち、チームの3連勝に貢献。今季の本塁打数を「38」に伸ばし、同ランキングで首位に立つ岡本和真(巨人)と村上宗隆(ヤクルト)の「39」に1本差と迫った。
まずは広島が2点をリードして迎えた4回表、一死走者なしの状況で阪神の秋山拓巳が投じた7球目の高めのカーブを振り抜くと、高々と上がった打球が左翼席に着弾。3試合連発となる37号ソロでリードを3点に広げた。
さらに、1点差に迫られて迎えた直後の8回表には、二死走者なしから阪神の4番手・アルカンタラの高めのストレートを左中間スタンドに放り込み、再びリードを広げることに成功。結局、1試合で2本塁打をマークした鈴木の活躍もあり、広島が4-2で勝利し、3連勝を飾った。
この鈴木の活躍に、17日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷繁元信さんは、「僕の見立ては間違っていなかった。鈴木誠也は令和最強の右バッターだと思っていますから」とコメント。後半戦に入ってから急激に数字を伸ばし、打率は目下リーグトップの「.325」で、本塁打もトップまで1本差と迫っている“ジャパンの4番”に最大級の賛辞を送った。
また、谷繁さんは「この調子だと二冠の可能性も十分にある。試合数も多いし、岡本と村上の状態がそんなに良くないのでチャンスはある」と続け、残り4試合の岡本、残り8試合ながら優勝争いの渦中にある村上に比べて、好調な状態で残り7試合に臨める鈴木が、大逆転で本塁打王のタイトルを獲得する可能性を指摘した。
鈴木は9月の25試合で13本塁打、打率.381、10月もここまで13試合で6本打、打率.385という成績を残しており、約2試合に1本のペースで本塁打を量産している。残り7試合でどこまで数字を伸ばせるか、広島の大逆転CSの行方と共に、本塁打ランキングの動向からも目が離せない。
▼ セ本塁打ランキング
39本:村上宗隆(ヤ)残り8試合
39本:岡本和真(巨)残り4試合
38本:鈴木誠也(広)残り7試合
▼ セ打率ランキング
打率.325:鈴木誠也(広)残り7試合
打率.318:近本光司(神)残り7試合
打率.310:桑原将志(De)残り6試合
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』